“ともえごぜん”の漢字の書き方と例文
語句割合
巴御前100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おいちゃいちゃの巴御前ともえごぜん、兄が留守したとても、あんまり京弥とおいちゃいちゃをしてはいかんぞよ。兄はすばらしい恋の鞘当さやあて買うてのう。久方ぶりで眉間傷が大啼きしそうゆえ上機嫌じゃ。
「福兄さんが朝比奈をやって下されば、巴御前ともえごぜんはわたしのものでしょう」
大菩薩峠:21 無明の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)