巫祝かんなぎ)” の例文
そうして、彼は薫炉の上で波紋を描く煙のあやを見詰めながら、今や巫祝かんなぎの言葉を伝えようとした時、突然、長羅は彼の傍へ飛鳥のように馳けて来た。
日輪 (新字新仮名) / 横光利一(著)