“左候”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さそうら60.0%
さそうろう20.0%
ササフラフ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今日の御決戦、いずれは乱軍、左候さそうらえば、それがし御陣借ごじんがりな申して、必ず、駿河の大輔たゆう殿が帷幕いばくに迫り、鉄漿首おはぐろくびを打ち取って御覧に入れ奉らんの所存。
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
又八どの、此度このたび、御縁の候て、当方の養子にもらいうけ候に就いては、おん前様まえさまのこと、懸念のようにみえ候まま、左候さそうろうては、ゆく末、双方の不為故ふためゆえ事理ことわけおあかし申し候て、おもらい申候。
宮本武蔵:02 地の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
左候ササフラフトテ、無理非法ノ儀ヲ思ヒナガラ、巧言カウゲン申シ出ヅカラズ候。(中略)トニモ角ニモ、我々ヲ崇敬シテ、影後カゲウシロニテモ、アダニ思フベカラズ候。我々アル方ヘハ、足ヲモササゲル心モチ肝要ニ候。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)