“崖氷柱”の読み方と例文
読み方割合
がけつらら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
冬の、崖氷柱がけつららの下に、ここへちて死んだ蝦夷萩のことが、はっきり、少年の日の思い出の一齣ひとこまとして、うかんでくる。忘れ得ない彼女の唇の熱さも想う。小次郎は、ぼんやりしていた。
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)