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山野
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やまの
ふりがな文庫
“
山野
(
やまの
)” の例文
「試験がすんだなら、すぐ殿様の所へ、お礼に行くんだぞ。」と、言はれてゐたので、
田端
(
たばた
)
の丘の上にある、
山野
(
やまの
)
子爵家に、たづねて行きました。
硯箱と時計
(新字旧仮名)
/
沖野岩三郎
(著)
「おいミチ子。今夜は
奢
(
おご
)
ってやるぞ。さア祝杯だ。
山野
(
やまの
)
には何かうまいカクテルを作ってやれ。僕は
珍酒
(
ちんしゅ
)
コンコドスを一つ盛り合わせてコンコドス・カクテルとゆくかな」
地獄街道
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
私は大馬力でその夕刊小説を書いた。暮れの二十八日に貰った千円以上の金に、私は馬鹿のようになってしまって、イの一番に銀座の
山野
(
やまの
)
でハンガリアン・ラプソディのディスクを買った。
落合町山川記
(新字新仮名)
/
林芙美子
(著)
そこには、思いがけぬ
山野
(
やまの
)
夫人が、ニコニコして立っていた。
一寸法師
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
いろいろの式があつたあとで、
山野
(
やまの
)
紀伊
(
きい
)
の
守
(
かみ
)
の家老を務めてゐたといふ
髯
(
ひげ
)
の白い老人が、殿様の代理で
硯箱と時計
(新字旧仮名)
/
沖野岩三郎
(著)
▼ もっと見る
「これだこれだ
山野
(
やまの
)
君」と彼は私の名を思わず大きく叫んだ。
地獄街道
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
「知つてゐます。
山野
(
やまの
)
紀伊
(
きい
)
の
守
(
かみ
)
です。」
硯箱と時計
(新字旧仮名)
/
沖野岩三郎
(著)
“山野”の意味
《名詞》
山野(さんや)
山と野原。
田舎。
(出典:Wiktionary)
山
常用漢字
小1
部首:⼭
3画
野
常用漢字
小2
部首:⾥
11画
“山野”で始まる語句
山野邊主税之助
山野兎
山野向陽
山野辺右衛門