“山脇”の読み方と例文
読み方割合
やまわき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それだけなら何も別に珍しいという事はないんですけれども、その演説をしている人が……だれだとお思いになって……山脇やまわきさんですの
或る女:1(前編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)
それは数月前すうげつぜんに自動車にかれて惨死ざんしした山脇やまわきと云う書生の顔であった。書生の顔は正面まともに主翁の眼に映った。
黄灯 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
「兄さん、山脇やまわきの姉さんがチト御遊びに被入いらっしゃいッて——真実ほんとうに兄さんは遠慮深い人だって」
家:01 (上) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)