“山城守（やましろのかみ）” の例文
さらにその長子岡崎三郎信康（おかざきさぶろうのぶやす）なる者が、父家康の怒りにあって自刃したとき、これを介錯（かいしゃく）した天方山城守（やましろのかみ）の一刀がやはり村正の刀だったというところから
右門捕物帖：07 村正騒動 (新字新仮名) ／ 佐々木味津三(著)
一光秀が、いくら戦っても、大勢はもうどうする術（すべ）もないし、敵手にお果てなされた山城守（やましろのかみ）様が、生きかえるわけもないが、ただ——こういう証（あかし）にはなるぞ。
新書太閤記：02 第二分冊 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)
「花隈（はなくま）の城主戸沢山城守（やましろのかみ）殿」
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) ／ 国枝史郎(著)
『なんだ。武之允山城守（やましろのかみ）』
女難 (新字新仮名) ／ 国木田独歩(著)