山上やまのうえ)” の例文
山上やまのうえは蚊もいませんから、今夜は快く眠れましょう。どうも都は蚊が多くて……」
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
長老以下東堂西堂あるいは老若ろうにゃく沙弥喝食しゃみかっしきの末々まで、多くは坂下さかもと山上やまのうえ有縁うえん辿たどって難を避けておられる模様でございましたので、その御在所御在所も随分と探ねてまわりました。
雪の宿り (新字新仮名) / 神西清(著)
長老以下東堂西堂あるひは老若ろうにゃく沙弥喝食しゃみかっしきの末々まで、多くは坂下さかもと山上やまのうえ有縁うえん辿たどつて難を避けてをられる模様でございましたので、その御在所御在所も随分と探ねてまはりました。
雪の宿り (新字旧仮名) / 神西清(著)