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少許
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すこしばか
ふりがな文庫
“
少許
(
すこしばか
)” の例文
原は西南から東北に延びた舌状をなしていて、中央を細い沢が貫流し、周囲を落葉喬木に取り巻かれた草地に、針葉樹が
少許
(
すこしばか
)
り生えています。
日本アルプスの五仙境
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
私は此処を
遁
(
のが
)
れて、すぐにも
彼処
(
あそこ
)
へ行きたい気が起つて来た。それには
先刻
(
さつき
)
飲んだ
少許
(
すこしばか
)
りの酒が、余程強い力を以て手伝つてゐた。が、私は昨日も家を
空
(
あ
)
けた事を思ひ出した。
良友悪友
(新字旧仮名)
/
久米正雄
(著)
山「
少許
(
すこしばか
)
りですが、もう行きますからお茶代に」
松の操美人の生埋:02 侠骨今に馨く賊胆猶お腥し
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
諸所の砂地には羚羊の寝た跡がまざまざと残っていました。高原の落葉松林は
度々
(
たびたび
)
目にする所ですが、渓谷では笛吹川の東沢などで
少許
(
すこしばか
)
り見懸けた外、余り見た事はありません。
日本アルプスの五仙境
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
少
常用漢字
小2
部首:⼩
4画
許
常用漢字
小5
部首:⾔
11画
“少許”で始まる語句
少許位