小繋こつなぎ)” の例文
だんだん聞くに六町一里にて大笑いとなりぬ。昼めし過ぎて小繋こつなぎまではもくらもくらと足引の山路いとなぐさめ難く、暮れてあやしき家にやどりぬ。きのこずくめの膳部ぜんぶにてことごとく閉口す。
突貫紀行 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)