小婢おちょぼ)” の例文
その家の入口に立っておとなうと、今度はいつもとちがった小婢おちょぼが取次ぎに出て、一遍奥に引き返したが、すぐまた出て来て、丁寧に
霜凍る宵 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
といって、さっと起って長火鉢のこちら側まで進んで小婢おちょぼのなおした座蒲団の上に坐った。
霜凍る宵 (新字新仮名) / 近松秋江(著)