トップ
>
小夜鶯
>
うぐいす
ふりがな文庫
“
小夜鶯
(
うぐいす
)” の例文
彼らの大きな石造りの邸はひろびろしていて、夏分は涼しく、数ある窓の半分は年をへて
鬱蒼
(
うっそう
)
たる庭園に面していて、春になるとそこで
小夜鶯
(
うぐいす
)
が
啼
(
な
)
いた。
イオーヌィチ
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
将校たちはその繁みのそばに暫らく足をとめてちょいと揺すぶってみたりしたが、
小夜鶯
(
うぐいす
)
は平気で歌っていた。
接吻
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
小径、藪の繁み、水面に枝を垂れている柳……ただ違うところといえば、例の勇敢な
小夜鶯
(
うぐいす
)
の声がきこえず、それにポプラや若草の匂いがしないことだった。
接吻
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
向う岸では寝呆けた山しぎが悲しそうな声を立て、こっち岸では、とある藪の繁みで、将校たちの群にはさらに気をとめる様子もなく、
小夜鶯
(
うぐいす
)
が声をかぎりに歌いはじめた。
接吻
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
小
常用漢字
小1
部首:⼩
3画
夜
常用漢字
小2
部首:⼣
8画
鶯
漢検準1級
部首:⿃
21画
“小夜”で始まる語句
小夜
小夜子
小夜着
小夜衣
小夜曲
小夜嵐
小夜鳴鳥
小夜時雨
小夜衣草紙
小夜菊