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小名
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こな
ふりがな文庫
“
小名
(
こな
)” の例文
下瀧より少し上に河一體が大瀧になつてゐるのが眞白に見えて、そこより上は上瀧と
小名
(
こな
)
に呼ぶところだ。
華厳滝
(旧字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
まだそのほかに宿内の控えとなっている
小名
(
こな
)
の家数を加えると六十軒ばかりの民家を数える。
夜明け前:01 第一部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
そのうちにいろいろの
小名
(
こな
)
がありますが、これから申し上げるのは小日向の水道
端
(
ばた
)
、明治以後は水道端町一丁目二丁目に分かれましたが、江戸時代には
併
(
あわ
)
せて水道端と呼んでいました。
半七捕物帳:55 かむろ蛇
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
荒町は馬籠の宿内の
小名
(
こな
)
で、
路傍
(
みちばた
)
にあらわれた岩石の多い
橋詰
(
はしづめ
)
の辺を間に置いて、馬籠の本宿にかかる。なだらかな谷間を走って来る水は街道を横切って、さらに深い
谿
(
たに
)
へと落ちて行っている。
夜明け前:03 第二部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
“小名”の意味
《名詞》
中世、武士で少ない名田を所領とする者。
江戸時代、大名のうち所領が少ない者。
(出典:Wiktionary)
“小名”の解説
小名(しょうみょう)とは武士のうち、名の轟かぬ者のこと。大名と対になる。
(出典:Wikipedia)
小
常用漢字
小1
部首:⼩
3画
名
常用漢字
小1
部首:⼝
6画
“小名”で始まる語句
小名木川
小名路
小名木
小名木川辺
小名浜