“小名木”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おなぎ80.0%
をなぎ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
供の男たちは徒歩かちで陸を帰り、主人側三人と女中三人は船で帰ることになって、船頭の千太が船を漕いで、小名木おなぎ川をのぼって行きました。
此れも親父同様生え抜きの江戸児えどっこ、而も深川は小名木おなぎ川の辺に生れて辰巳風を吹かせるから、頗る言葉が粗い。あたいはいっそ口惜しくってならねえよ。
The Affair of Two Watches (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
「石川屋の主人を怨む者なんかありやしません。若しあつたとしたら、小名木をなぎ川のきす位のもので」