“寮構”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
りょうがま50.0%
りょうがまえ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やぶ山茶花さざんかときれいな小川と、まして茶荘や寮構りょうがまえの多いここらあたり、礼者や太神楽だいかぐらの春めきもなく、日ねもす消えぬ道ばたの薄氷から早くもシンと身にみる夜寒よさむの闇がただようています。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
寮構りょうがまえへ踏込むのに、人住まぬ空屋以上に不気味だから、無造作に草履ばきでは下立おりたたないで、余程ものずきなのが、下駄のあくのを待って一人、二人ずつでないと、怪しい席へ入らなかった
露萩 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)