“寝様”の読み方と例文
読み方割合
ねざま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たえ子にはその寝様ねざまが憎らしくも妬ましくも思へて、横になりながらも容易に眠れなかつた。
復讐 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
「第一、わざわざ紙張を吊らせて寝るということからがおかしいけれど、あの寝様ねざまを見るがいい、ああして壁へも障子へも寄らず真中へ寝たところが心得のある証拠だ、ただものではえ」
大菩薩峠:07 東海道の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)