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寇掠
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こうりゃく
ふりがな文庫
“
寇掠
(
こうりゃく
)” の例文
家は
絨帳
(
じゅうちょう
)
穹盧
(
きゅうろ
)
、食物は
羶肉
(
せんにく
)
、飲物は
酪漿
(
らくしょう
)
と獣乳と
乳醋酒
(
にゅうさくしゅ
)
。着物は
狼
(
おおかみ
)
や羊や
熊
(
くま
)
の皮を
綴
(
つづ
)
り合わせた
旃裘
(
せんきゅう
)
。牧畜と狩猟と
寇掠
(
こうりゃく
)
と、このほかに彼らの生活はない。
李陵
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
「名古屋においては太郎丸殿、
寇掠
(
こうりゃく
)
を逞しゅうなされたな」
任侠二刀流
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
それからだいぶ久しくたったころ、代・上郡を
寇掠
(
こうりゃく
)
する軍隊の一将として南行することを求められた。このときは、漢に対する戦いには出られない旨を言ってキッパリ断わった。
李陵
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
ちょうど
酒泉
(
しゅせん
)
張掖
(
ちょうえき
)
の辺を
寇掠
(
こうりゃく
)
すべく南に出て行く一軍があり、陵は自ら請うてその軍に従った。しかし、西南へと取った進路がたまたま
浚稽山
(
しゅんけいざん
)
の
麓
(
ふもと
)
を
過
(
よぎ
)
ったとき、さすがに陵の心は曇った。
李陵
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
“寇掠”の意味
《名詞》
他国に攻め入り略奪すること。
(出典:Wiktionary)
寇
漢検1級
部首:⼧
11画
掠
漢検準1級
部首:⼿
11画
“寇”で始まる語句
寇
寇州
寇封
寇家
寇氏
寇準
寇警
寇讎