“密告(サス)” の例文
密告(サス)つもりなんだな。……まるで縁日の詰将棋だ。あの手でいけなきゃこの手か。……おいおい、頼んどくが小生だけは助けてくれよ
金狼 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
手にいれるつもりもあるんでしょう。それならば、ほかにいくらだって方法があるじゃないの。密告(サス)のだけはゆるしてやってちょうだい、お願いだから
金狼 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
そうか、よく判った。生かすの助けるのという器用な芸当は出来ないが、それほどにいうなら、密告(サス)ことだけは待ってやる。(手荒く鶴をひきよせると)待ってやったら、ほんとうにいう事を
金狼 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)