宿儒しゅくじゅ)” の例文
のち人に語りて曰く、「象山という奴は、並の奴ではないぞ」と。当時松陰二十二の青年にして、象山は既に四十の宿儒しゅくじゅ、その盛名天下を掩う。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
後水戸学の宿儒しゅくじゅ会沢あいざわ、豊田の諸氏に接し、その談論を聞き、喟然きぜんとして嘆じて曰く、「皇国に生れ、皇国の皇国たる所以を知らず、何を以て天地の間に立たん」
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)