家護やも)” の例文
宵の間にかくれた月の後、空には星ばかりが繁くまばたき、冬の寒さをいやしに思わせ、遠くで吠え立てる家護やもりの犬の、声さえ顫えて聞こえなされた。
血煙天明陣 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)