実範じちはん)” の例文
法然はもと天台の真言を習っていた。これは叡山に修学の当然であるが、中川の阿闍梨実範じちはんが深く法然の法器に感じて許可灌頂かんちょうを授け一宗の大事を残りなく伝えられた。
法然行伝 (新字新仮名) / 中里介山(著)