安氣あんき)” の例文
新字:安気
その頃、母が片手間の商賣には豆腐屋をして、夜通し石臼をひき、その間には三四人の子供をひかへての辛勞から、夜一夜安氣あんきに眠つたこともなかつたといふ。
桃の雫 (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)