トップ
>
嬥歌会
>
カヾヒ
ふりがな文庫
“
嬥歌会
(
カヾヒ
)” の例文
此は
一郷
(
イツキヤウ
)
精進と称すべきもので、附属条件として、大原の
雑魚寝
(
ザコネ
)
・筑波の
嬥歌会
(
カヾヒ
)
などの雑婚の風習が伴つて来る。
盆踊りと祭屋台と
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
興台産霊
(
コトヾムスビ
)
の字面がよくことゞの義を示してゐる。ことゞふは、かけあひの詞を挑みかける義で、
嬥歌会
(
カヾヒ
)
の
場
(
ニハ
)
などに言ふのは、覆奏を促す呪言の形式を見せて居る。
国文学の発生(第四稿):唱導的方面を中心として
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
併し、やはり、短歌の揺籃なる
嬥歌会
(
カヾヒ
)
——歌垣の類——や、神の
妻訪
(
ツマド
)
ひの式などが短歌興立期の最中に、まだ信仰深く行はれて居た為と言ふことも、理由になるであらう。
万葉集研究
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
歌垣・
嬥歌会
(
カヾヒ
)
・新室の
寿
(
ホカヒ
)
の唱和は、民間の歌謡の発達の常なる動力であつた。
万葉集研究
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
奈良朝の都人の間に、踏歌化して行はれた歌垣は、実は別物であるが、其遺風の後世まで伝つたと見える歌垣・
嬥歌会
(
カヾヒ
)
(東国)の外に、
住吉
(
スミノエ
)
の「
小集会
(
ヲヅメ
)
」と言うたのも此だとするのが定論である。
国文学の発生(第二稿)
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
嬥
部首:⼥
17画
歌
常用漢字
小2
部首:⽋
14画
会
常用漢字
小2
部首:⼈
6画
“嬥歌”で始まる語句
嬥歌