嬌美きょうび)” の例文
この嬌美きょうびにうたれた泰軒、何か珍奇なものを眺めるように、こと改めてしげしげと見つめながら、思うのだった。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
もとからお艶にぞっこんまいって機会あらばと待ち構えていた彼、羽織衆夢八となってひとしお嬌美きょうびを増したお艶の前に、富五郎はもう有頂天になっているのだ。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)