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始中終
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しよつちゆう
ふりがな文庫
“
始中終
(
しよつちゆう
)” の例文
宣る時の神事様式を示す語で、詔旨を宣べる人の座を
斥
(
サ
)
して言つたものらしい。即、平安朝以後
始中終
(
しよつちゆう
)
見えた祝詞座・祝詞屋の原始的なものであらう。
国文学の発生(第四稿):唱導的方面を中心として
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
此話を進めてゐて
始中終
(
しよつちゆう
)
、気にかゝつてゐる事がある。私の話振りが、或は読者をしておほくにぬしの実在を信じさせる方へ/\と導いてゐはすまいか、といふ事である。
万葉びとの生活
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
対馬から朝鮮かけて、漁期には村を出払つて、行つてゐる。土地に
始中終
(
しよつちゆう
)
居て、近海ばかりをせゝくつてゐるのは、蜑の村の人たちである。其でも近年は、朝鮮近海へ出て行く者も出来た。
雪の島:熊本利平氏に寄す
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
始
常用漢字
小3
部首:⼥
8画
中
常用漢字
小1
部首:⼁
4画
終
常用漢字
小3
部首:⽷
11画
“始”で始まる語句
始
始終
始末
始皇帝
始皇
始終中
始祖鳥
始祖
始業
始元