“妹媛”の読み方と例文
読み方割合
いろと100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二十四の若い身ぞらで、年端もゆかぬ皇子みこ皇女ひめみこを残して世を去るのは、なんとしても辛かつたらうと思ふ。あれは妹媛いろとの菟野とはちがつて、どこか淋しいところのある気の弱い女だつた。
春泥:『白鳳』第一部 (新字旧仮名) / 神西清(著)