妬心ねたみごころ)” の例文
路考を贔屓にする若い女はみな自分の仇だというような気になって理窟に合わぬ妬心ねたみごころから、こんなことを始めたものと思われる。
平賀源内捕物帳:萩寺の女 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
然れども婦人の心正しく行儀よくして妬心ねたみごころなくば、去ずとも同姓の子を養ふべし。或はてかけに子あらば妻に子なくとも去に及ばず。三には淫乱なれば去る。四には悋気りんき深ければ去る。
女大学評論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)