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奸党
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かんとう
ふりがな文庫
“
奸党
(
かんとう
)” の例文
旧字:
奸黨
この水戸の
苦悶
(
くもん
)
は一方に誠党と称する勤王派の人たちを生み、一方に
奸党
(
かんとう
)
と呼ばるる佐幕派の人たちを生んだ。一つの藩は裂けてたたかった。
夜明け前:02 第一部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
卿
(
けい
)
らは、何と悠長なお考えでおられるのか。将軍家がこの信長に頼られたのは、信長に
拠
(
よ
)
って、京師の
奸党
(
かんとう
)
三好松永の徒を一掃し、失地を奪回し、室町幕府の御家統を
新書太閤記:03 第三分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
むやみに
啀
(
いが
)
み合い、ケチをつけたがる風習の土地柄がある、たとえば、水戸の如きは、あれだけの家格と人物を持ちながら、到底一致することができない、
奸党
(
かんとう
)
だ、正義派だ、
結城
(
ゆうき
)
だ、藤田だと
大菩薩峠:37 恐山の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
奸
漢検1級
部首:⼥
6画
党
常用漢字
小6
部首:⼉
10画
“奸党”で始まる語句
奸党閥族