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奴婢
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どひ
ふりがな文庫
“
奴婢
(
どひ
)” の例文
けっして英国人の
奴婢
(
どひ
)
でない以上はこれくらいの見識は国民の一員として
具
(
そな
)
えていなければならない上に、世界に共通な正直という徳義を重んずる点から見ても
私の個人主義
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
しかもこの
無頼
(
ぶらい
)
の夫にして、
夙
(
つと
)
に温良貞淑の称ある夫人明子を遇するや、
奴婢
(
どひ
)
と一般なりと云ふに至つては、誰か善く彼を目して、人間の
疫癘
(
えきれい
)
と
做
(
な
)
さざるを得んや。
開化の殺人
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
叔母とその
奴婢
(
どひ
)
の
輩
(
やから
)
は、皆玄関に
立併
(
たちなら
)
びて、いずれも面に
愁色
(
しゅうしょく
)
あり。
琵琶伝
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“奴婢”の意味
《名詞》
奴婢(ぬひ、どひ)
律令制により設けられた賤民。財産(物)とみなされ、国家が所有した公奴婢、私人が所有した私奴婢があった。
下男と下女。
(出典:Wiktionary)
“奴婢”の解説
奴婢(ぬひ, )は、律令制における身分制度、社会階級の一つであり、良民(自由民)と賤民(非自由民)がある中の後者に相当する。奴(ぬ/やつこ, )は男性、婢(ひ/みやつこ, )は女性を意味する。
(出典:Wikipedia)
奴
常用漢字
中学
部首:⼥
5画
婢
漢検1級
部首:⼥
11画
“奴婢”で始まる語句
奴婢鶏犬