奥幽おくゆかし)” の例文
衣服などさる可く、程を守りたるが奥幽おくゆかしくて、誰とも知らねどさすがにおろそかならず覚えて、彼は早くもこのまらうどの席を設けて待てるなりき。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)