奥倉庫おくぐら)” の例文
部屋に続きし、奥倉庫おくぐらの、戸を引開けて、中から、ぴつしやり。押せども突けども、開かばこそ。泣くも詑ぶるも、一人芸。ひそみ返りて音もせぬ、あまりの事の気遣はしさ。
したゆく水 (新字旧仮名) / 清水紫琴(著)