奉書紙ほうしょがみ)” の例文
その奉書紙ほうしょがみのような白い頬に三分の酔いを発しているのが、典型的な、やゝ固過かたすぎる面立おもだちに、云うに云われない婀娜あだっぽさを添えているのであるが、それにしても
米俵が十数ひょうも神前にまれて、奉納者ほうのうしゃの名を書いた奉書紙ほうしょがみが下げてある。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
安斉あんざい先生はそのとおり奉書紙ほうしょがみに書いてみせた。
苦心の学友 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)