“夫切(それき)” の例文
引き此処彼処見物するうち浅草観音に入りたるに思いも掛けず見世物小屋の辺(ほと)りにて後より「お紺/\」と呼ぶものあり振向き見れば妾の母なり寧児も其傍にあり見違るほど成長したり「オヤ貴女は(母)お前は先(ま)ア私にも云わずに居無く成て夫切(それき)り便りが無いから何処へ行(いっ)たかと思ったら先(ま)ア東京へ先(ま)ア、 ...
無惨 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)