太々ふとぶと)” の例文
その可愛さがだんだん太々ふとぶとしくなり、しまいには食い殺してしまいたい気持ちになるのも酒の沙汰さただけとは云えないのだ……。
河沙魚 (新字新仮名) / 林芙美子(著)
きれねえや、)ッて、いけ太々ふとぶとしい容子ようすったらないんですもの。其処そこらへ、べッべッつばをしっかけていそうですわ。
春昼後刻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)