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天寿
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てんじゅ
ふりがな文庫
“
天寿
(
てんじゅ
)” の例文
旧字:
天壽
自分はきっと
天寿
(
てんじゅ
)
を
俟
(
ま
)
つ迄もなく
殺害
(
さつがい
)
せられてしまうに決っていると確信しているのだから、実に困ったものだ。
電気看板の神経
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
妻にすべてを打ち明ける事のできないくらいな私ですから、自分の運命の
犠牲
(
ぎせい
)
として、妻の
天寿
(
てんじゅ
)
を奪うなどという
手荒
(
てあら
)
な
所作
(
しょさ
)
は、考えてさえ恐ろしかったのです。
こころ
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「おまけに生来病弱であったため、それを
苦患
(
くげん
)
にして、幾分
天寿
(
てんじゅ
)
を早めたかと思われます」
醤油仏
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
わかっているのは、どう長く生きようと、およそ知れている自分の
天寿
(
てんじゅ
)
だけであった。
梅里先生行状記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「どうにもならないものが人間の
天寿
(
てんじゅ
)
だ。いかにせん、こればかりは」
新書太閤記:06 第六分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“天寿”の意味
《名詞》
天から授けられた寿命。
(出典:Wiktionary)
天
常用漢字
小1
部首:⼤
4画
寿
常用漢字
中学
部首:⼨
7画
“天寿”で始まる語句
天寿国曼荼羅
天寿国繍帳