大日本史だいにほんし)” の例文
このこと我が国に史料全く欠け、大日本史だいにほんしも亦載せずと雖も、彼の史にして彼の威を損ずるの事を記す、決して無根の浮譚ふだんにあらず。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
いやそれよりもっと光圀として忘れがたいことは、かれが十八歳、「大日本史だいにほんし」編修の大業を——国業として思いたった時
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
たとえば、江戸表の彰考館しょうこうかん——小石川のおやしきの史館しかんなどには、大日本史だいにほんし編纂のお係りとして、当代の学者はほとんど網羅されておるでしょうが、まあ、あの仲間をごらんなさい。
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)