“変質”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
へんしつ66.7%
へんなり33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これは温泉おんせんの作用ですよ。この裂け目を通った温泉のために凝灰岩が変質へんしつけたんです。〕
台川 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
言葉遣いも教科書の通りである。本当に三ヵ月の間に、見違みちがえるように好い子になったというところだが、つまりは人工的変質へんしつをさせたのであって、人間性を失ったのである。
親は眺めて考えている (新字新仮名) / 金森徳次郎(著)
「ひとりぐらいは、柳生のつるにも、ああいう変質へんなりの瓜もできてよかろう。——宗矩のごときは、余りに南向みなみむきのやぶ竹でありすぎるからの」
剣の四君子:02 柳生石舟斎 (新字新仮名) / 吉川英治(著)