“売行”のいろいろな読み方と例文
旧字:賣行
読み方割合
うりゆ33.3%
うれゆ33.3%
うれゆき33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また「猫」の出た『ホトトギス』は売行うりゆきがよくって、「猫」の出ない『ホトトギス』は売行きが悪かったので、此方こちらからも出来るだけ稿を続けることを希望した。
漱石氏と私 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
大阪の骨董商山中氏の店を一寸ちよつと訪ねて見たが今は日本品よりも支那の骨董品を主として売つて居る。日本の如何いかゞはしい美術品が売行うれゆかなくなつたのは自ごふ自得であらう。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
国貞は近頃一枚絵にと描いてやった深川の美女がうわさをしはじめると鶴屋の主人あるじはまたの地を材料にした為永春水ためながしゅんすいが近作の売行うれゆきを評判する。
散柳窓夕栄 (新字新仮名) / 永井荷風(著)