増長慢ぞうちょうまん)” の例文
勿論この得意な心もちは、煙管なり、それによって代表される百万石なりを、人に見せびらかすほど、増長慢ぞうちょうまんな性質のものではなかったかも知れない。
煙管 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
その恩に感じて南蛮キリシタン宗に帰依きえし、ハビアンと名を改め、カテキスタ(同宿)として天晴あっぱれ才学をうたはれたも束の間、一朝にして己れがインテリゲンシヤにおぼれ、増長慢ぞうちょうまんに鼻をふくらし
ハビアン説法 (新字旧仮名) / 神西清(著)