“堅太”の読み方と例文
読み方割合
かたぶと100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
姿はすらりとしていたが、田舎娘らしくがっしりと堅太かたぶとりした、骨太ほねぶとな、大柄なであった。
吉野葛 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
そして、お鳥の色白い、堅太かたぶとりの肉——それを義雄は東京で引き受けたのだ——の段々痩せて來た姿ばかりがあはれにも浮ぶ。不斷から癇の強い女で、少しでも熱が出ると、なか/\直らない。
泡鳴五部作:05 憑き物 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)