坐金ざがね)” の例文
色合いろあいといい、大きさといい、それらは余りに似過ぎていたばかりでなく、運転手の右手にはめた手袋の飾釦がとれてしまって、ホックの坐金ざがね丈けしか残っていないのは、これはどうしたことだ。
陰獣 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)