地租ちそ)” の例文
そんなら、彼ら大尽だいじん地租ちそもくもとに多額の負担ありやとたずぬれば、彼らの園邸えんていは宅地にあらずして、山林と登録とうろくしてあるから、税率もはなはだ少ない。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
明治十ねんごろまでは強盗ごうとうしたり乱暴狼藉ろうぜきした者に、なぜそんなことをしたかと聞くと、国をうれいて大いに旗上はたあげするつもりであるといった。また地租ちそ改正のとき、あっちこっちでさわいだ。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)