“地均”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じなら92.9%
ぢなら7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一面の畠のまんなかに、四角に土地を地均じならしして、そこに二十軒ばかりの同じ形の家が、行儀よく並んで立っています。
Sの背中 (新字新仮名) / 梅崎春生(著)
七兵衛が取合わないで、再び鍬の柄を取って地均じならしにかかると、がんりきはそれを黙って暫く見ていたが
大菩薩峠:21 無明の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
空地には地均ぢならし工事の最中らしい切り倒された樹木の幹や泥のこびりついた生々しい木の根が春の日にさらされ、深い杉林の陰影が半分あまりを暗くしている。
地上:地に潜むもの (新字新仮名) / 島田清次郎(著)