“土黄色”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
どおうしょく50.0%
オークルジョーン50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ちょうど晴れていたので、樺太の晩秋のが、高緯度の土地に特有な景色を鮮かに描き出していた。草原の草は既に土黄色どおうしょくに枯れ、陽の当った所は鬱金うこん色に光っていた。
ツンドラへの旅 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
よしもすげももう半ば枯れて、その生命のしるしである緑の色は、土黄色オークルジョーンの枯葉の底に、かすかに残っているに過ぎない。その土黄色にも沢山のホワイトが雑っている。
泥炭地双話 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)