土器師かわらけし)” の例文
子孫は、三河の松井田村で、土器師かわらけしをしていたが、見出されて、江戸に移り、旗本なみ目見得格めみえかくに取立てられて、屋敷を入谷いりやに、地を今戸に受けた。
田崎草雲とその子 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
種々雑多の職人、例えば筆結ふでゆい墨師すみし弓矢師ゆみやし絃師つるし襖師ふすまし表具師ひょうぐし土器師かわらけし焼物師やきものし笠縫かさぬい簑作みのつくり石切屋いしきりや左官さかん櫛挽くしひき蝋燭屋ろうそくやなども、みな穢多の支配の下におったものだと言っております。