土予とよ)” の例文
今から七十余年前、明治十三年の夏、私が十九歳の時、友人と二人で土予とよの国境近くにそびえる四国第一の高山、石槌山いしづちやまに採集に出かけた。まだその時分は洋服などなく日本着物であった。
若き日の思い出 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)