図書庫としよぐら)” の例文
老管理者はみちで金物屋に寄つて、金槌かなづちを一ちやう買つて帰つた。そして図書庫としよぐらに入ると、手垢てあか塵埃ほこりとにまみれた書物を一冊づつ取り出しては、いやといふ程叩きつけたものだ。
学校の図書庫としよぐらの裏の秋の草
一握の砂 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)