四顆よつぶ)” の例文
永い牢獄の飢えと苦熱にかわいた舌に、一顆の桜の実の汁が、何ともいわれない物の味を走らせた。思わず、四顆よつぶ、五つ顆。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)