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四阿
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あずま
ふりがな文庫
“
四阿
(
あずま
)” の例文
そのあたりは耕地の続いた野で、附近には名高い
小布施
(
おぶせ
)
の
栗林
(
くりばやし
)
もある。その日は
四阿
(
あずま
)
、白根の山々も隠れてよく見えなかった。
千曲川のスケッチ
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
甲州には武田家が威を
揮
(
ふる
)
っていた。その頃金兵衛という商人があった。いわゆる今日のブローカーであった。
永禄
(
えいろく
)
四年の夏のことであったが、
小諸
(
こもろ
)
の町へ出ようとして、
四阿
(
あずま
)
山の峠へ差しかかった。
大捕物仙人壺
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
“四阿”の解説
四阿(あずまや、しあ)、東屋(あずまや)とは庭園などに眺望、休憩などの目的で設置される簡素な建屋。「四阿」の「阿」は軒の意味で、四方に軒を下ろした寄棟、宝形造などの屋根を持つ建造物を意味する。唐風に「亭」(ちん)とも呼ばれる。和語の「あずまや」は東国風の鄙俗な建屋を意味する。
(出典:Wikipedia)
四
常用漢字
小1
部首:⼞
5画
阿
漢検準1級
部首:⾩
8画
“四阿”で始まる語句
四阿屋
四阿亭
四阿山