四方山話よもやまばなし)” の例文
一方、ほかの人たちは、炉ばたで、高い背のついた二つのかし長椅子ながいすに腰かけて、ビールをのみながら、煙草たばこをふかしたり、四方山話よもやまばなしをしたりしていた。
駅馬車 (新字新仮名) / ワシントン・アーヴィング(著)
伝吉は別旅籠をとッていたが、昨夜ゆうべも酒の相手によばれて、深夜まで作左衛門と四方山話よもやまばなしをして帰った。
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「いいえ、決して親分さんに、嘘は申しません。ゆうべお由利さんが、お客様を送って、帰ってまいりましてから、小父さんや小母さんに、わたしも加わりまして、四方山話よもやまばなしをいたしました」
燐寸工場に出てゐるウメ子は娘らしくなく、退け時が来ても帰つて来ぬことがあつたのだ。今でも定期的にたづねて来る藤本といふスパイは、代書店にゐる仙吉のところへ来て、四方山話よもやまばなしをした後
反逆の呂律 (新字旧仮名) / 武田麟太郎(著)